やの行
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- 「お灸」のこと。
もちろん本来の目的にも使われるが、幼少の頃は「お仕置きの最終兵器」という印象が強かった。
「やいとをすえるよ!」と言われたら、もうどうあがいてもなす術はないのだが、しかし所定の位置に「やいとをすえる」には、すえられる側の人間がじっとしていなければならないのだ。嫌がっているのにもかかわらず何故、もぐさセッティングから着火までの間、じっと座っていたのか、今となっては謎である。
おそらく「やいとをすえる」行為自体が、一種の魔力を持っていたのであろう。
こわ。
- 標準語でこれに該当する言葉はあるのだろうか?
しいて言えば「やれやれ(あきれた奴だ)」か。
「い」にアクセント。ため息を口と鼻から半分ずつ漏らしながら発音すると、なお良い。
「よいよ」単独でも使用されるが、愚痴の接頭語としての用例が多い。
女性はあまり使用せず、どちらかと言うとおっさん言葉だが、わたくしは好んで良く使う。
語源はまったく不明。