先日の、新聞の投稿欄より。
『若者の顔立ち どうなったの』 事務職員 ●●千恵子 (大阪市 60歳)
プロ野球のドラフト会議のニュースを見て、何か時代を感じるというか、憂うというか、言葉を探すのが難しくなった。球団に指名されて喜ぶ高校生のまゆ、どうなったんだろう。女も男もないというが、あれはないだろう。
やっぱり私は、古いのかなあ。プロのスポーツ選手の長髪や茶髪は許せるが、あのまゆに変だと感じるのは、いけないことだろうか。親御さんも、よく許されているなと思う。いかつい体に、あのまゆ。注意する人はいないのだろうか。
眉目秀麗の若武者であってほしいのに、こんな若者が鏡の前で、まゆ毛をそろえている姿を想像すると、何か恐ろしい気がする。でも、プロに入ってから、どう変化を遂げられるかを、期待して待ってみようかな。
…何言ってるの千恵子さん。
まゆ毛が云々言いながら、長髪や茶髪は許せるですって。
それで若者を理解しているつもりかしら。
ちゃんちゃらおかしくてよ千恵子さん。
もし10年前でも、あなたは長髪や茶髪を許してたのかしら。
逆に、あと10年たって、やっぱりまゆ毛が許せない、そんな千恵子さんでいられるのかしら。「親御さんも、よく許されているなと思う」なんておっしゃるけど、お便りの最後は「変化を遂げられるかを、期待して待ってみようかな」ですって。
御自分がおっしゃる「親御さん」と全く同じことをしていることに、お気づきでらっしゃらないのね。
「注意する人はいないのだろうか」、あなたのことよ、千恵子さん。天下の朝●新聞に実名で投書するくらいなら、いっそのことハッキリ書いてしまったらどうかしら。
『マジでまゆ毛変だよ、寺原』って。
…はいはい。
オルカ団 の最新CDのジャケットデザインを、今回わたくしが担当させていただきました。
…と云うより、冗談で「こんな感じ」と作ったやつが何故か通ってしまった だけなんですが。今、おうちのアルプス電気 のプリンタはフル稼動です。
それにしても。CD作るのに、こんなに色んなものを刷らにゃいかんとは、思ってませんでしたね。
ディスクに貼るラベル、見開きの本体ジャケット、ケースの底に入れる部分と両脇のほっそいタイトルラベルに、商品パッケージに貼る「宣伝」ラベル、云々。
歌詞カードについてのみ夫が担当、後はわたくしに任せられました。
(てゆーかー、わたくしが勝手にやった)あと、音楽用CDは必ずこの→ ロゴマークを入れないといけない。とか。何か地味な取り決めもあるようですね。
ところで、今回一番思い知らされたのは、世の中はこんなにも インクジェットプリンタが幅をきかせていたのか、ということです。
CDラベルやジャケットに使う専用紙を買いに行ったら、並んでいるのは全部インクジェットプリンタ 『専用』 。…いや、うちのアルプス電気MDプリンタ専用紙がないのは分かります。その場合、レーザープリンタ用紙で代用すればいいのですが、何とそのレーザープリンタ用の紙すら、ほとんどないというのです。
CDラベルも写真ハガキもプリクラ風シールもアイロンプリントセットも、とにかくほとんどがインクジェットプリンタ 『専用』。「インクジェットプリンタにも使えます」という寛大なものではありません。
「インクジェット持ってねぇやつは失せな」 ってことですね。で、レーザープリンタ族や熱転写プリンタ族はどうすればよいかというと、売場の片隅で 『スーパー共用紙!』とか『マルチプリンタ用紙!』 等と銘打った紙を選ぶしかないのです。…開けてみたら「ただのコピー紙じゃん」てことになるのですが。
…といった訳で、専用紙はすっぱり却下。ラベルだけはどうしようもないのでweb通販で購入 (ここでも、CDジャケット用紙はインクジェットプリンタ『専用』でした) 、後は普通の紙を使うことにしました。刷った後切り取る手間さえ惜しまなければ、極端な話、和紙でも良い訳ですから。
ふーんだ。
という訳で、オルカ団ニューアルバム『美味と珍味』。年明けには発売決定!!
…か?
マフラーが手放せない季節になりました。
今年はファッション業界でもマフラーが必須とかで、「マフラーがないと冴えないわ」 などと、自称スタイリストとやらがほざいていらっしゃいました。で。
素材やデザインに毎年流行りが出て来るのは分かりますが、しかしよくまあ毎年毎年、新しいマフラーの巻き方が登場するものだと感心すること、しきり。ちなみに今年よく見かけるのは、 「結び目を後ろに持って来る」と云う、何か不思議な巻き方です。あれってどうなんですか?
後ろ手に結ぶのか、それともおばちゃんのブラヂャアみたいに、前で結んでくるっと後ろに回すのか。
…またあるいは背後に回ってマフラーの両端を「うらぁ!」 と引っ張って、首絞めて金品を奪うという強盗は現れないのか。
あ、でもマフラーだからどーゆー巻き方しても、引っぱりゃ絞まるか。
…など、余計な憶測が次々出てキリがありません。
あの、毎年出て来るマフラーの新しい巻き方は、やはり出所があるんですか?
「この冬はこの巻き方がトレンディ!」
…トレンディて言葉も最近聞きませんけど。
それとも鼻テープみたいに、誰かがやってたのを真似たら流行った。
…鼻テープつけて歩いてる人も最近見かけませんけど。わたくしは、「二つ折りを首に巻いて端を輪っかに通す」巻き方が一番簡単でぬっくいと思っているのですが、今この巻き方してるのはおばちゃんだけです。
かつては女子中高生の大半が、チェックのマフラーでこの巻き方、という素晴しい光景が見られたものですが。…別に素晴しかないですね。
さあ、今年もあとわずかです。
出費はかさむわ、銀行のATMは長蛇の列だわ、年賀状はまだだわ、TV番組はろくなのがないわ、何かみんな動きがせわしなく、ぎすぎすしている気がいたします。どうか無事に年を越してゆきたいものです。
「うらぁ!」と首を絞められたりしないように。