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2002年6月9日

クローン人間の研究をする前に、

奥村チヨと由美かおるとピンクレディーの生態を本気で調べてみようという研究者はいないのか?


2002年6月12日

本日の、新聞の投稿欄より。



『W杯への熱狂 巧みな仕掛け』 無職 ●村治夫 (京都市 69歳)

 W杯サッカーの最中、おしかりを覚悟で言っておきたい。
この大会で異様に熱狂している人達の姿に、私は恐ろしいものを覚える。球技の一つであるサッカーに普段からこれほど多くの人が興味を持ち、ルールを知っているとは思えない。にもかかわらず、この熱狂は、なぜなのか。
マスメディアは、開催前からムード作りの報道を繰り返し、開催中も連日、大量の情報を流している。国家元首などが出席し、「世界的」との言葉が多用される。確かに世界的なイベントだが、一つのスポーツ大会にかわりはない。なのに、まるで国の威信をかけたような騒ぎぶりだ。人々はこれらの影響を受け、巧みに操られ、踊らされているのではないだろうか。
日韓共催で、両国の友好を深め、世界の人たちにアジアを知ってもらう良い機会でもある。それなりの経済効果もあるだろう。
だが今、世界には、他に解決すべきことが多い。日本では、国の性格転換にかかわる重要な問題が目前にある。そんな時、大切なことを忘れ、一時の情緒で動く人々が増えることを恐れる。




…はい、落ち着いてね治夫ちゃん。
「おしかりを覚悟」しているらしいから、お望み通り叱っちゃうわぺしぺし。

治夫ちゃんが言いたいことは分かるのよ。大好きなプロ野球中継が、W杯でつぶれちゃうことでしょ。
…違う?
だとしたら、野球に興味のない人は、毎年この時期は野球中継ばっかりでうんざりしてるの。わかる?

確かにどのチャンネルも同じことやって、W杯に興味がない人が迫害されているような今の状況は、確かにどうかと思うわ。川平慈英はうるさいし。ちなみに特技はジャズダンス。どうかと思うわ。

ルールを知らないのに熱狂するのはおかしい、って治夫ちゃんは言ってるけど、大きなお世話。
中津江村のおばあちゃん達の前で言ってごらんなさい。

あるいはオリンピックなんかはどう? 治夫ちゃんはやっぱり同じような投書をするのかしら。



「格闘技の一つである柔道に普段からこれほど多くの人が興味を持ち、ルールを知っているとは思えない。にもかかわらず、この熱狂は、なぜなのか」
「スキーの一つであるアルペンスキージャンプラージヒル団体に普段からこれほど多くの人が興味を持ち、ルールを知っているとは思えない。にもかかわらず、この熱狂は、なぜなのか」



治夫ちゃんのいちばんの勘違いは、
「まるで国の威信をかけたような騒ぎぶりだ」
…国の威信をかけた「ような」じゃなくて、ほんとにかけちゃってるんだからどうしようもないのよこれは。それとも、スポーツごときに国の威信をかけるな、ってことかしら。何にかければ治夫ちゃんは納得するのでしょう。
やっぱり戦争なのかしら。

「だが今、世界には、他に解決すべきことが多い」
っていうのもよくわからない。
そんなことは今じゃなくても、W杯があってもなくても、治夫ちゃんがビール片手にナイター観戦している時も、大晦日の夜に日本野鳥の会の人がせっせとカウントしているその瞬間も、解決すべきことは山ほどあるの。そういうことさえ忘れて熱狂出来るって、うらやましいと思うけどなあ。熱狂し過ぎて自分で怪我して、せっかくの競技場大画面中継を台無しにしたどっかの会社員は、確かにバカだと思うけど。
治夫ちゃんこそ、おしかりを覚悟で投書するより、解決すべきことはあるんじゃないかしら。

ま、治夫ちゃんが望む望まないにかかわらず、W杯は今月いっぱい続くの。折角だからわたくしも、治夫ちゃんに便乗してひとこと言わせてもらおうかしら。




『日本人女性は皆ベッカム好き』みたいな報道はやめろマスコミ!

…わたくしが好きなのはエムボマだ。


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