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2002年9月5日

訳あって、いつもと違う道を通って帰宅していた時の事。
ふと見ると1軒の美容室がありました。
その名も



『美容室リコール』


…何でしょう。いや、何でまたこんな名前なのでしょう。
わたくしは帰宅するなり『旺文社エッセンシャル英和辞典』を取り出しました。

recall
 1:呼び戻し,[大使などの]召還
 2:《米》リコール[一般投票による官公吏の解任[件]]
 3:回想;回復
 4:撤回,取消し
 5:《軍》[らっぱなどの合図で軍隊を呼び返す]再集信号
 6:《海》招艇信号
 7:[欠陥品の]回収

…あああ、ますます分かりません。一体どれに該当するのですか美容室リコール。
しかしそれ以上に気になる『らっぱ』の3文字が…。


2002年9月26日

一度思い込んでしまったものは、それが間違いであると判明した後にも、完全に拭いきれず意識の奥深くに残ってしまう、という事があります。

わたくしは『弁護士』という言葉を見聞きすると、未だに
「和服を着て口ひげをたくわえて丸眼鏡で眼光鋭く扇子なんかで机をべんべん叩きながら流暢に何かを説明している大正時代の初老の男性」
が、ステレオタイプとして現われます。
…弁護士がどういう職業であるのか、頭では(おぼろげに)分かっていながら、しかし今日も脳みそのどこかで「謎の弁護士」が机をべんべん叩いているのです。

そんな人が実際いたのかはさておき、やっぱりこれって『弁士』とごっちゃになってますよね。
更に何故かかくし味として『菊池寛』が。



……べんべん。


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