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2003年11月7日

今週末、11月9日は衆議院議院選挙の投票日です。
皆さんは投票所に行かれますか?

わたくしは、今のおうちに引っ越してからは、選挙の度に投票所へ足を運ぶようにしています。
…投票率の低下が著しい昨今。
「面倒くさい」
「政治に興味がない」
「誰に入れても同じ」
いやわたくしもそうです。わたくしなどは政治に興味がないどころか、仕組みすら分かっていません。自分の1票がどれだけ影響力を持っているのかなど、これっぽっちも考えていませんし、残念ながら、選挙で政治が変わるとも、政治で日本が変わるとも思ってはおりません。

だからこそ「わざわざ」投票に行って「興味がない」政治家に堂々と文句を垂れるのです。
投票しないと「今の政治で不満はないですよ」と容認してるみたいで、気持ち悪いのですよ。
投票した政党が気に入らない事をすれば「わざわざ入れてやったのに何やっとんじゃぼけぇ」と文句言えますし、投票しなかった政治家がおいたをすれば「ほじゃけぇあんたには入れんかったんよあほぉ」と文句を言えるのです。
投票した政治家が素晴しいことをしたら?
「あたりまえじゃこらぁ」とやっぱり文句を垂れるのです。

…こう書くと、毎回政党や政治家を厳しく吟味して投票してるように見えますが、自分とこの選挙区が第何区かさえ怪しいのに、そんなことするわけありません。
じゃ何をするかと云うと、無効票を入れるんです。
「投票したい人はいませんよ」って事です。
手っ取り早いのは白票ですが、「ドラえもん」と書いた事もありました。よほど「こいつだけは入れたくねぇ!」という候補者がいれば、それ以外の候補者を無作為に選んで書くとか。
いっその事、最高裁判官の国民投票みたいに「辞めさせたいやつを選ぶ」ってのにしてくれりゃいいのに、とも思います。

「白票ってことは、投票用紙もらってそのまままっすぐ投票箱に入れるのか?」
もちろんそれじゃ白票ばればれですから、ちょっと時間をつぶします。
記入ブースに行って、投票用紙を細かく折り畳み、すぐ元に戻るさまを見て「おお」と言ってみたり、「ほんまに紙かこれ」と怪しんでみたり。

投票が済んだら場内の観察も怠りません。
「こんな広い場所使って、投票スペースはこんだけか」
「あ、残りは開票作業用か」
「この人たち、トイレはやっぱり交代制かしら」
「投票箱にごみ入れたら、しょっぴかれるんだろうか」
「投票箱から出口までの間にいるおっちゃんたちは、何の為にいるんだろう」
「出口調査員はいないかなあ」

はい。真面目に選挙の事なんか考えちゃいません。なのにわざわざ投票所に行くのです。
そして帰りには、近所の洋菓子店でケーキを買って帰るのです。
この時期ならモンブランか。王道のいちごショートも捨て難い。ロールケーキもいいなあ。
じゅるる。

皆さん。政治に興味がないからこそ「わざわざ」投票に行ってみませんか。
そしておいしいものを買って帰りましょう。
じゅるる。


2003年11月21日

仕事で帰りが遅くなると、たまに立ち寄るラーメン屋。

ラーメンだけでいいのに、ついビールも頼んでしまい、
そのまま食べれば良いのに、ついニンニクと高菜漬けを入れてしまい、
残せば良いのに、ついスープもビールも飲み干してしまい、
もらわなくて良いのに 、つい領収書を請求してしまう、

嗚呼、なんて弱いわたくし。


2003年11月27日

ある日、無性にザッハトルテ(註:チョコ生地にチョココーティングの凄く重いケーキ)が食べたくなり、近所の洋菓子店に立ち寄った。
ショーケースを見ると、1ホールまるまるのザッハトルテがあったので、迷わず「これ下さい」と言い放った。

「メッセージカードをお付けしましょうか?」
「いいえ」
「ろうそくは要りますか?」
「いりません」

…言われてふと気付く。
お土産でも誕生日でもクリスマスでも何でもないのにケーキ1ホール買っていく客って、やっぱり変なんだろうなあ。
まさか「普段喰い用です」とも言えないし。

でも、おいしいからいいか。


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