音楽と云えば「大きな古時計」とか「流し目プレイ☆」とか「さくら」とか「さくら」とか「さくら」とかを唄う、ハイトーン男性歌手が幅をきかせる昨今。
いや別にいいんですけど、
小学6年の時初めて買ったアルバムが寺尾聰の『Reflections』と云うわたくしとしては、
声の低い男性歌手は、演歌を除いて絶滅してしまったのではないかと危惧する次第。
先日、なぜか買ってもいない『ヤングマガジン』がうちにあった。
昔から、童貞中学生男子のバイブル、何はなくとも表紙はおっぱいとビキニ、と云った感じのあの雑誌である。
その中に、とりあえず今我が家で人気急上昇中の「井上和香」のグラビアページがあった。もちろん中身はおっぱいとビキニなのだが、凄いのがタイトル。
『和香パイはチチである』
…ええと。
こういうのって、やっぱり編集の人達が、リサーチとかマーケティングとかミーティングとかカウンセリングとかを経て、身も心も男子中学生になりきって書いたりするんだろうなあ、お仕事って大変だなあ、だいたいタイトル自体に意味ねえしなあと、込み上げる涙と沸き上がる笑いを抑えつつ、見入ってしまったのであった。
おやじ向け週刊誌の『○○がついに脱いだッ!』『お蔵出しッ!』『袋とじッ!』とかの、『ッ!』付き見出しよりはよっぽどマシだけど。
日曜日の深夜番組「NNNドキュメント'04『死刑〜 検証 見えざる極刑の実態 〜』」を見ました。
未だかつて極秘とされている死刑執行の瞬間、拘置所の実態、死刑制度に対する賛否の主張、被害者家族の想い…。
とてもとても重いテーマで、でも目を背けてはいけない問題で、黙ってじっと見ていたのですが、唯一、リモコンをつかんでスイッチを切ろうと思った場面がありました。
顔が一瞬だけ仲本工事に似ている、だみ声の、警察庁出身の、名前だけは女の子みたいな、よく暴言を吐いてる、わたくしの大嫌いな政治屋が出てきて、死刑制度反対の理由を述べているのです。
…いや、死刑に賛成か反対かはどうでも良いのです。問題なのはその理由。
「冤罪の可能性があるから」
説得力まるでなし。
だーかーらー、冤罪をなくす為にもっと頑張りましょうとか、そういう発想はみじんもないのですね、この人には。さすが元警察庁。
ところでこの人の顎の辺りにあった、切り傷みたいな2cm程の赤いスジは、一体何なのかしら。
今さら持っていても、値上がりの見込みはないと判断し、独身時代に持っていた電話加入権を売却して1年余り。
たまに「現在の買取価格」をネットでチェックし、値が下がっているのを確認しては安堵する日々。
…株を売却した後って、こんな気持ちなんだろうかとふと思う。
株取引なんて、わたくしには到底無理だ。