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2011年3月4日

いつまで経っても体調は一進一退。
朝、特に月曜日の朝は起き上がれなくて、死にそうな顔をして会社に行っているらしく(職場に入った途端「だ、大丈夫!?」と訊かれることもしばしば)。
仕事が始まれば忙しさのどさくさで、しかも残業だったりすると、何がしんどいのか分からんなって何かハイになって帰宅。ハイだから夜なかなか寝付けなくて朝起きれない、といったループ状態が続く日々。

そんな中、「金曜日はプレモルの日!」ってCMが月曜日から流れてるのを見ると、ああ、みんな週末を楽しみに頑張ってるんだなって思ってほっとします。
金曜日にこのCMを見ると、「みんなよく頑張ったね。お疲れさま」って言ってくれてる気がします。第3のビールでいいから飲みたくなります。
でも本当にしんどい時はこのCMが、「しんどいのはアンタだけじゃないんだよ甘えるなゴルア」って言ってるみたいに思えて凹むのです。
難しいね。


2011年3月16日

東北地方太平洋沖地震から5日後、コールセンターにかかって来た1本の電話。
40代くらいの女性、商品に関するごく一般的な問い合わせ内容だったのだが、会話の中で東北のとある県にお住まいと知り、業務とは関係ないのについ「大丈夫でしたか?」と訊いてしまった。電話の向こうで明るく、
「ええ、津波とか直接被害を受けたわけではないので大丈夫ですよ。でも物がなくってね、食料も不足してるし、灯油もガソリンもないんです。それに今日は雪も降って来てますから寒くて」
「はい、TVで拝見しました」
「そちらは?大丈夫ですか?」
…被災地で甚大な被害を受けて、なおかつ物資の不足が懸念される中、全く被害のない西日本の私達の心配をしてくれているのだ。
「はい。こちらはいつもと変わらず…」
「そうですか。そちらは暖かくていいでしょうね。こっちはもう寒くて寒くて」
TVで被災地の状況を見ながら知ったような気でいるけれど、こっちは何の不自由もなく、相変わらず暮らしている。この人たちに何もしてあげられないのがもどかしく、どんどん申し訳ない気分になって来た。
「でもね、」彼女は笑って続けた。
「パニックになってもしょうがないですもんね。何とかやって行くしかないです。昨日静岡も大きな地震があって大変みたいだし、みんなで乗り切って行きましょう」
もはや涙をこらえるのに必死。果たして自分が彼女と同じ状況に置かれたとき、他人に対してこんな心遣いが出来るだろうか。余震がなお続き、雪が降り積もるかの土地で、彼女の声は確かに明るかった。
「ありがとうございます。○○様もお体にお気をつけて、どうかご無事でいてください」
「ありがとう」

本当に何とか無事で生きていてほしい。せっかく助かった人たちが、物資の不足で死んでしまうなんて事があってはいけない。安全な場所で考えも無しに買い溜めに走る阿呆はほんとね、いい加減にしろよマジで。


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