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風呂で湯に浸かったり湯を使ったりしていると、ステンレス浴槽の縁に水玉が出来る。
玉、と言うには形も大きさも不規則であるが、じっと見ていると何かのシルエットというか、ギンビスたべっ子どうぶつ的なものというかブタやらラクダやらネコやらゾウリムシやらスナメリやらイグアノドンやらパラサウロロフスやら新潟県やら静岡県やらキプロス島やらエリンギやらに見えてきて、楽しいので湯に浸かったままじっと見ていたりする。
そのうち蒸発なのか表面張力によるものなのかは知らぬが、段々出っ張りがなくなってつるんとした丸っこい形に落ち着いてしまう。哀し。
もう一度湯をかけてみると、油膜の加減か何かでさっきと何となく似たような形にはなるが、パラサウロロフスがマイアサウラになってたり、静岡県が鹿児島県になっていたりと決して同じ形にはならない。をかし。
うむ、一期一会であるな。
こんなことやってるから湯冷めしちゃうんですよ。