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11:曙と黒ビールの夢

公民館などに良くある、20畳程度の座敷に、わたくしを含め15人程が集まっている。
事のいきさつは全く分からないが、「打ち上げ」の飲み会が執り行なわれるらしく、その主催者が曙だと云うことらしい。
かく云うわたくしも別にそれを驚くでもなく、「さすがだねえ。貴じゃこうはいかんよねえ」と、全く面識のない貴乃花を、しかも「貴」呼ばわりで失礼なことを言っている。
もうすぐ曙が会場入り、というところで、黒ビールを満たした巨大なピッチャーが運び込まれてきた。

黒ビール
「…あのー、これって何人分です?」
「いや、これは親方の分です」
「お や か た?」

どうやら曙専用のピッチャーらしく、中のビールを一升ますですくって飲るのだという。

「炭酸、抜けるんじゃない?」
「多分、それまでに飲み切るんでしょ」
「ぬるくなっても、黒ビールだったら飲めるし」
「あ、ちゃんと意味があるのね。さすがー」

何がさすがなのか良く分からなくなったところで、フリース姿の曙の登場である。

「どもー遅くなりましてもしわけございません」

「曙訛り」で丁寧に詫びる曙。早くも場内の好感度アップだ。
全員で座敷に車座になり、普通サイズのピッチャーが5つと、人数分のグラスが配られる。

「えー、本日は皆さんどもおつかれさまでした。全部貸し切りですんで、飲み物もおつまみも冷蔵庫から勝手に取って来ちゃって下さい」

冷蔵庫ごと貸し切りかあ、豪快だなあと、会場がざわめいたところで曙がぼそっと。

知りませんからね

…スパーリングの相手でもやらされるんだろうか?



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