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2001年6月3日

(おすもうに興味のない方、ごめんなさい)

大相撲平成13年5月場所。前日の取り組みでひざに怪我を負った貴乃花が、完治しないまま千秋楽に出場、本割で武蔵丸に敗れるも決定戦で勝利、奇跡の優勝を遂げる。と、多分大相撲の資料にずっと残っていくのでしょうね。
あれから1週間経ちますが、未だにわたくしはすっきりいたしません。まあTV番組としては 「ああよかったね」「にこにこあはは」のハッピーエンドみたいでいいのかも知れませんが、本当にいいんでしょうか。

だってそうでしょう。

あまりに武蔵丸がかわいそう。

結末がどっちに転んでも、悪役として扱われるしかないのです。負ければ、万全でない相手に何故勝てないと叩かれ、勝てば勝ったで、負けた貴乃花に同情票が集まることは必至。加えて運の悪いことに、前日貴乃花に土を付けたのが武双山だった為に、武蔵丸が勝ったとしても「武双山の援護射撃のおかげで」という枕詞がついて回る。
(…今どき「援護射撃」なんていう恐ろしい言葉が平気で出るのって、大相撲くらいのもんだ)

出場を決めた日、貴乃花は言いました。
「応援してくれるファンの皆様の為に出場します」その心意気は確かに立派です。
おそらく彼はそれ以外に、大相撲の現状についても考えたでしょう。…一時のブームが去り、人気があると言っても今場所確か3、4日くらいしか「満員御礼」が出なかったはず。今回自分が千秋楽を休場すれば、武蔵丸が前代未聞の 不戦勝優勝という結果に終わってしまう。場所を締めくくる為にも、自分が怪我をおしてでも出場せねばならない、と。
下手すれば、自分の力士生命まで危ぶまれる中で出場に踏み切った、出場せざるを得なかった貴乃花を責めるつもりはありません。むしろ責められるべきはそんな中、
「いやあ、こんなことは前例がないですからねえ」
と黙って見ていた、日本相撲協会でしょう。何故そこで出場辞退させなかったのか。取り組み前の仕切りで、明らかにひざの状態が悪化していた貴乃花を、審判員はどう云う気持ちで見ていたのか。

…少し前の話になりますが、小錦(現KONISHIKI)が引退表明をした翌日、協会は彼に出場を辞退させました。理由は 「引退表明をした力士と対戦させるのは、相手に失礼だから」だそうな。
だったら今回「どー見ても怪我のぐあいがちょー悪い力士と戦わせるのは、相手もちょっとやりにくいー?みたいな」 意見が出なかったのか。「もし」を言い出すとキリがないのですが、全く逆の立場で、怪我をしたのが武蔵丸だった場合、協会はやはり同じ措置を施したかどうか、そこまで疑ってしまうのです。
しかも結局最後まで見届けた挙句、なんとか勝った貴乃花を「強靱な精神力」 という言葉で評して納得しないで頂きたい。怪我が悪化して引退するハメになったら、誰が責任をとるのか?怪我をして休場した力士は「精神力が弱い」のか?心臓疾患と診断され、引退を表明した元幕内の敷島は「精神力がすこぶる弱い」 のか?「相撲より命をとった」という彼の言葉が、何の教訓にもなっていないのです。

とにかくも今回の件で賛否両論、色々な意見が出ていたようですし、今後こんな「直視していられない」ような取り組みがなされることのないよう、改善していくことを期待するだけですが。

それにしても今場所、一番の当たりくじ引いたのはコイズミジュンイチローさんであることだけは、疑いようのない事実だな。


2001年6月9日

寝てはいけない時に寝るのと、

寝なきゃいけない時に起きてるのって、

何故こんなにいい気持ちなんでせう。


2001年6月16日

わたくしが使用しているメールアドレスは『kajikaz@mac.com』 といいます。プロバイダからもらったものとは別に(わたくしの場合、アドレス追加で月250円払ってるので、「もらってる」という意識はないが)とある有名なコンピュータ会社に登録して、無料でもらったアドレスです。プロバイダのアドレスと違ってドメイン部分 (@の後ろのとこ)が覚えやすく、またタイピングしやすいので、めぼしいところではこのアドレスを使っています (この他に実は、企業アンケートや懸賞サイト用に使う秘密のアドレスも持っていますが)。

この『@mac.com』。6月13日頃から突然受信できなくなると云う障害が発生いたしました。メール関係の障害では、主に「受信できない」と「送信できない」とがありますが、エラーが戻って来る送信系の障害と違って、受信系のそれは、 自覚症状がないので厄介です。最悪の場合、送信者から「こないだメール送ったのに、見てないの?」とか言われてやっと気がつくと云った有り様です(わたくしが正にこのケースでした)。

早速『@mac.com』宛のテストメールを送信するも、受信してみたら『メッセージはありません』と出る。
なにィ!?(●ャプテン翼調に)
そこで登場するのが『Tech Exchange』 改め『Discussion Boards』だ。登録制になったので、あほな書き込みがなくなり、すっかり洗練された印象ですわ (誰に言っているのだ)
早速のぞいてみた。…あるわあるわ『「@mac.com」が受信できなくなりました』 の書き込みが。時間を置いて何度か見る度に書き込みが増えていきます。ついには@mac.comを提供しているコンピュータ会社の担当者自ら出てきて 『ただいま復旧作業中です』という書き込みを残していきました。

6/16夜、とりあえず復旧した様子ですが、まだ全部のメールが届いたわけではなく(何と云っても、自分が出したテストメールが届いていないのだ!) 、もう少し様子を見た方がよろしいかなと。
『Discussion Boards』にも『やっと届きました』という報告がちらほら出て来ましたが、ここまでの間に寄せられたメッセージを見てみると、時間が経つにつれて、
『最近の●●社の対応は』
『いや▲▲社の方がひどい』
とか、
『大事な用事に無料のアドレスを使う方が問題』
『信じてたのに〜(泣)』
…情報交換ではなく単なる愚痴を言い合う場と化してしまい、何だ結局『Tech Exchange』と同じじゃん 、と、呆れを通り越して笑ってしまいました。だからぁ、あなた方が書き込んだメッセージは、以後ずっと残っていくのですよ。分かっているのですか? と、こうしてネタにする事が健全かどうかは別として。

ところで。仮復旧後のメールチェックで10件近いメールが一気に届いたのですが、その中に『iTools Update』と云うメールがありました。…@mac.comを提供しているコンピュータ会社の、 いわゆる営業メール

偶然とはいえ、間が悪すぎますわ アップルコンピュータさん!!!


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