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2015年7月17日

飽きっぽい。
今さら言うほどのことでもないが、実に飽きっぽい性分である。
まず当サイトの更新が完全に滞っている。特に最近はTwitterがメインになっていて、言いたいことを短文で済ませてしまう癖がついてしまったせいもあるだろう。
確かに、更新するのにまずエディタを立ち上げて文章を書き、タグを付けながらレイアウト調整。画像を載せる場合は事前に縮小アンド圧縮、画像フォルダに放り込んでようやくリンクタグ。終わったらエラーチェックをしてFetchを起動してファイルをサーバーにアップロード、実際にブラウザで確認しておかしいところは修正してまたアップロード

正直、めんどくさい。

以前はそれでも暇つぶしがてら喜んでやっていたのだが、何せTwitterの楽さを覚えてしまうといけない。一時期ブログに切り替えようと考えたこともあるが、ブログのデータが全て消えてしまったという人を何人も知っているし、だいいち過去データと両方管理するとなると更におかしくなりそうなので諦めた。
せめて「物言い」については今後テコ入れを考えているので、それはまた追々。

飽きっぽいといえば、趣味らしきものが続かない傾向でもある。いわゆる三日坊主だ。3日とはいかないまでも、1ヶ月目あたりでだんだん怪しくなってくる。
何かを購入する時もそう。ほしいと思ったらその事しか頭に入らなくなり、カタログやメーカー公式サイトや口コミなどで情報をくまなく確認し、入手するための手段を調べあげてシミュレーションまでする。そうしてようやくブツを手にした時には既に自分の中でのブームが過ぎてしまっているのだ。
入手するまでのプロセスで色々使い果たしてしまい、結果的に「釣った魚にエサをやらない」という状態になっている。
そもそもそんなにモノばかり増やしてどうするのだ、巾着とかクリアファイルなんかが要るような生活してないだろお前、とは思うのだが、いったん「ほしいスイッチ」が入ってしまうとそんなことも冷静に考えられなくなるのだ。

これではいけない!
いつぞやも己の身辺整理について真面目に考えたではないか!…と思って読み返してみたら全然考えてないですねすみません

とにかく、これから形の残るモノは出来るだけ買わないようにしよう。
正直今手元にあるモノだけで十分ことは足りるのだ。
日本人の平均寿命を半分過ぎてしまった今、モノを増やしても使える時間は限られている。
ていうか置き場がない。
これからは何かほしいと思った時に頭をちょっと冷やしてみるのだ。
そうしよう。
そしてサイトももうちょっと何とかするのだ。
そうだ。
今年後半の課題にするのだ。
うむ。




…ところでこないだこんなポーチを買ったんですけど、可愛いでしょ?

ひゃくまんさん


2015年7月22日

その昔、「ポケットピカチュウ」という玩具があった。
キャラクター育成機能を付随した歩数計で、歩数に応じてピカチュウが成長するか何かするという商品だ。
当時はポケモンがまだまだ凄まじい人気で、関連商品がことごとく品切れになるなど社会現象になっており。
わたくしはポケモン自体は何も知らないのだが、ピカチュウのあの色と形が何となく好きで、しかも歩数計として使えるならと思い、品切れ状態が落ち着いた頃を見計らって(←ここ大事)近所のショッピングセンターに買いに行ったのであった。
ブームが落ち着いたとはいえ、然るべき売り場に行くと何人もの若お母さんたちがいて、
「すみません、ポケットピカチュウはありますか?」
「はい、こちらに入荷してますよ」
とやりとりをしているのが見えた。
そんな様子をしばらく観察して、しばらく売り場を離れて、しばらくしてまた戻って来て、商品を手に取って戻してまた手に取って、「わたくしはポケもんだか何だかよう知らんのんですけど、田舎にいる親戚の甥っ子に頼まれて探しに来たんですわ。あってよかったわあホホホ」っていうオーラをにじませながらポケットピカチュウを握りしめてレジに。
「包装はどうしますか?」
想定外の質問に「あ……、えーと自分でやりますので大丈夫です」
甥っ子のために自分でギフト包装するおばさまをとっさに装ってみるも、たぶん自分用ってバレてるよバカー!!!

さて。それからしばらくの間、出歩く時には必ずポケットピカチュウを装着していた。
何せ歩かなければ育たないのだ。
機嫌を損ねるとこっちを向いてくれなくなるのだ。
機嫌が良くなればだんだんこっちに近寄ってきたり、ご飯を食べたり、風呂に入ったり、三輪車に乗ったりしてくれるのだ。
何しろこちらが歩くとピカチュウもPICAとかCHUとか言いながら歩いてくれるのだ。
止まると止まるのだ。
歩くとまた歩くのだ。
歩いているところを見ようと手に取ると止まるのだ。
つまり歩いている姿はほとんど見られないのだ。
何だそれは!!!
歩かせようと手に持ってブンブン振ってみるが、振っていると画面が見られないので止めて見ると、すぐにピカチュウも止まるのだ。
何だそれは!!!

まあそれでもしばらく育てて、ピカチュウが夜寝ているところを叩き起こしたりお菓子を落としたり積み木を壊したり色々かまっていたが、ある日電池が切れて、でも買いに行くのも面倒で(確か平べったいボタン電池だった)、引き出しにしまってその後引っ越しやら何やらで気がついたら電池の液漏れでエラいことになって終了。
その後、赤外線通信でデータをやりとり出来るようになったとか噂も耳にしたような気がするが、最終的にどういう状態になるのか全く分からないままで、でも単純に歩数計として使うだけでも楽しいものであったと思う。
ちゃんと残しとけばよかったなあ。


「ポケットピカチュウ」任天堂公式サイトより
(任天堂のサイトに当時の商品ページがそのまま残っているのにちょっと感動したのだ。)


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