かの行
<<<粋なことば一覧
- 「(液状の物に)しばらく浸しておく」という動詞。お台所関係で使用することが多く、おおむね「かぶるくらいの量(「ひたひた」より多い)」に浸しておくことを指す。
- このコーナーを立ち上げるきっかけとなった単語。
どちらも「蝉の幼虫」をあらわす言葉で、前者は父、後者は母がそれぞれ主張していた。
しかし他で使われているのを聞いたことがなく、てっきり造語だと思っていた。
調査の結果、「ごっとりさん」については、「アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)」を表わす広島弁であることが判明。同じく地中に生息することから、蝉にも転用されたのではないかと推測される(ちなみに父は「ごっとりごっとり歩くからごっとりさん」説を唱えている)。「さん」付けに出来るくらい、昔は当たり前にいたのであろう。
- …問題は「がーごーじー」である。どう考えても成虫(この場合は蝉)の鳴き声ではないかと思うのだが、本当にこれが蝉の「幼虫」を指すものであるのか、全く自信がなかった。
- ところが最近、あるサイトで有力情報を入手。『広島弁講座』というページに、「がーごーじー」が載っていたのである。
語源は分からないが、とにかく方言として使われていると言うことが判明。
ようやくすっきり出来たのだが、ここで疑問が。
- 「蝉の幼虫」って、正式名称はあるんだろうか?
- 広島弁の中でも特に誤解されやすい言葉。
「綺麗」「なかった」と区切って「綺麗ではなかった」だと思われがちだが、実は「綺麗」「な」「かった」で「綺麗だった」という意味になる。では「綺麗ではなかった」はどうなるのかというと、「綺麗」の次に「に」を入れて「きれいになかった」となる。たいへん難しい。
- 「積み上げる」という意味。
- 「小さい」と云う意味。「ちさい」と同義。