さの行
<<<粋なことば一覧
- 「痛い目に遭わせる」「半殺しにする」などの脅し言葉として知られているが、
実は「魚をさばく」と云う場合にも用いられる。
(用法からすると、他の動物を解体する時にも使えそうな気がするが、「牛をしごうする」とかいうのはあまり聞いた事がない)
- 広島市中心部を表わすとされているが、その定義は様々で、それによって該当エリアも大きく異なる。
『市内』定義バリエーション ※下に行く程エリアが狭くなる
[1]:広島市中区・東区・西区・南区。
[2]:[1]のうち、いわゆる「旧市内」と呼ばれる地域。
[3]:150円以内区間の「市内電車」が走る範囲。
[4]:広島市中区。
[5]:[4]のうち、紙屋町・八丁堀・本通り及びその周辺地域
とあるイベントの企画で「オリジナルペイントを施した車が、市内を走り回ってます!」というのがあったが、実は広島パルコの周辺をぐるぐる回っているだけだった、という極端な例もある。
いずれも、使用する人や目的、状況等により無数の定義があると言える。
例えば「市内へ買物に行って来る」という場合は[5]を表わす事が多いのだが、これが「市内へ飲みに行って来る」となると、[5]の「周辺地域」にあたる流川町・堀川町といった夜の街がクローズアップされてくる、といった具合で、他の土地から来た人々をしばしば混乱させている。
いずれにせよ、「旧市内」に属さない広島市安佐南区・安佐北区・安芸区・佐伯区は、いくら発展を遂げようと決して「市内」と呼んではもらえない。
- 標準語の「大丈夫、気にしないで」、英語の「don't mind.」に該当する広島弁。
関西弁にも同じ単語があり、よく混同されるが、そっちは「仕方がない、どうしようもない」という意味。
(…ですか?違ってたらすみません関西の方)
広島風お好み焼きと関西風お好み焼きくらい、全く意味が異なる。
ちなみに「しゃあない」と、「しゃ」にアクセントが来る。
- 標準語の口語「〜だってば」に当たる。
ある問いかけに対する回答をより強調したい時に用いる。
- 両生類。
日本各地の川・池・沼地などに棲息。
体長15センチ前後と比較的大型。
人によっては「グロい」と言われ、人によっては「かわいい」と言われる。
春から秋にかけて現われ、オスは低い声でもーもーと鳴く。
肉はおいしいらしい。
別名ウシガエル・ショクヨウガエル。
- 木材などのささくれにより出来た小さなとげ状の物体。刺さるととても痛い。
- すか屁。すかしっ屁のこと。おもに子供が使用。とても臭い。
- 「ズボンの丈が長過ぎて、格好悪い様子」をあらわす擬態語(あるいは擬音?)。母が使っていた。
それがサマになっている場合は使用せず(例えば遠山の金さんはずんだたった対象外)、もっぱら
「格好悪い」場合にのみ使用。…そういえばスカートも対象外だったような。
「ず」はおそらく「ずるずる」とか「引きずる」とかの「ず」と同義と思われるが、では
「んだたった」は何なのか、何故こんな音楽的なリズムを伴うことになったのかは、全く不明。
- 【2013年1月追加】広島県のとある地域では「ずんだっとる」と動詞の形で使用されており、なおかつスカートも対象(情報提供:ちゃいむさん)。
使用例
「あんた、スカートがずんだっとるで!ふうがええけえしゃっと直しんさい!」
- 調味料の「ソース」と同義。
ただしわたくしがこの単語を用いる場合、それはほぼ100%「オタフクのお好みソース」を指す。
(中学の頃まで、ウスターソースやとんかつソースの存在を知らなかった為。今でも「中濃ソース」だけは未知の領域)