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2019年07月16日

あれから16年が過ぎました。
初対決の横綱貴乃花に土をつけて最後の対戦相手となった24歳の若武者が、今や40歳の現役最年長関取。

…そしてついに今日、引退です。

安美錦といえば「曲者」「魔術師」「何をしたのか分からんが勝ってた」と言われる取り口でしょう。私も入幕当時「けだるそーな振りして勝っちゃう安美錦」とか失礼なことを書いていました。
そして何よりもあの表情。…あれだけの怪我を抱え、周りがもう無理だろう、さすがにもう無理だろうと思っていたら復活しちゃう。40歳を前にして何度も再入幕しちゃう。何なら三賞だって取っちゃう。
もちろん陰では凄まじい努力を続けていたのでしょうし、壮絶な土俵人生だったであろうはずなのですが、あの表情と独特のコメントですべてを煙に巻いちゃう。おっさんなのに相変わらず「あみたん」とか呼ばれちゃう。最後まで不思議な力士でした。

現役最後の対戦相手は今場所2日目対戦の新十両・竜虎。この時に膝の古傷を傷めてしまい、結果的にこれが引退のきっかけとなった形ですが、3日目休場の報を聞いたときに何となく、16年前のあの取組のことを思い浮かべていました。
そんなわけで、引退と聞いても「残念」とか「悲しい」という気持ちは不思議と湧いてきませんでした。ただ言えるのは、「よくもまあ、ここまでやってこれたものよ」。

元号が変わり、ベテラン力士がどんどん引退していき、若い世代がすくすく育っていく。
あの時、本当なら安美錦の次に貴乃花と対戦するはずだった琴ノ若、その息子が今場所、同じ四股名をつけて竜虎と同じく新十両力士として土俵に上がっている。
めぐるめぐる。誰が何と言おうとおすもうはつづくつづく。

安美錦関、長い間お疲れさまでした。ありがとう。

…断髪式はやっぱり本数規制がかかるのかな。


2019年07月17日

この時にオープンした『スターバックス紙屋町シャレオ店』。
当時は「広島初上陸!」と銘打ってとにかく連日大盛況の大行列でありまして。

…実は未だに一度も足を踏み入れていないのですけれども、つい先日この店の隣に『Gong cha』という台湾タピオカ茶屋がオープンしまして、これがまた連日大盛況の大行列なのであります。
その行列が当然スタバの目の前を横切る形で続いているのですが、最近これをスタバの窓際の席でゆっくり観察してえなあという衝動に駆られています。


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