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2011年2月1日

篠原涼子の『恋しさと せつなさと 心強さと』がばんばんに流行っていた当時。
タウン誌か何かの投稿欄に
「大好きな曲!今まで聴いた中で一番の名曲だと思うし、これから先もこれより好きな曲は出て来ないと思う!!」
…のようなことを書いていた女子高生がいた。
元気だろうか。


2011年2月6日

八百長を証明するメールが発覚した事を受けて、日本相撲協会が3月の春場所と年内の地方巡業の中止を正式に発表しました。
第二次世界大戦中も、春秋園ストライキ事件の時も、時津風部屋で序ノ口力士が殺された時でさえ開催された本場所。それが、一部力士のお気軽なメールのやり取りで中止に追い込まれてしまったのです。
対象の時期は昨年(2010年)3月場所から5月場所後まで。3月場所と云えば直前に朝青龍が引退、5月場所は野球賭博問題が発覚した時期です。そんな中、

「相手にはたきはなしで、突っ張るだけ突っ張らして胸で受け止めて最終的には右を差して寄り切りか、すくい投げあたりがベストだと思いますよ〜」
「了解致しました!では流れで少しは踏ん張るよ」
「俺も場所後には最低50は作らないとマジでヤバイし」

下手したら絵文字も駆使してるかもしれないこのノリ。もう、バカじゃねえのこいつら!!
八百長が云々とかそれ以前に、この数年というもの「不祥事」「品格」の名の下に相撲界が格好の餌食にされてる時に、お小遣い稼ぎのノリでこんな会話してること自体、危機感がなさ過ぎる。しかもこの手慣れたやり取り。発覚した2場所分ですらこれだから、もちろんそれ以前からやってたのは残念ながら間違いないでしょう。その後同じ事を続けていたかどうかは分かりませんが、野球賭博問題で7月場所が中止寸前に追い込まれ、NHKが中継中止に踏み切ったあの異常事態の時には何を考えてたんだろう。自分は関係ないと思ってたのか。
そして日本相撲協会。色んな問題が浮上するその度に繰り返される謝罪と「膿を出し切る」の言葉。悪いけどもう聞き飽きた。いつになったら出し切るのかね膿って。
大体今回の春場所中止の理由の「真相解明に時間を要するため」って何?
メールの内容と実際の取組をいちいち照らし合わせて「じゃあこれとこれとこの取組がクロってことではいお疲れっしたー」で終わり?
犯人探しで解決するの?
それでまた次に何か問題が発覚したら、その度に場所を中止するの?
じゃあ親方の指図で人が殺されたあの時は何故中止しなかったの?
処分の基準が全く分からない。そもそも今後の体質改善へ向けての考えが全く見えないんです。
結局とばっちりを受けるのは、真面目に相撲に取り組んでる多くのお相撲さん。そしてそれを楽しみにして来た多くの相撲ファン、その他本場所や巡業に携わってる多くの人たちです。その人たちに説明はないのか?
放っといても許してくれると思ってる?
場所が始まれば何ごともなかったように客が集まるとでも思ってる?
これまでがこうだったから多分大丈夫と思ってる?
こういうのって、度々言われる「国技か否か」を持ち出すからめんどくさいのであって、単に経営努力を怠って来ただけだと思うのですよ日本相撲協会って。
やるべき事はただひとつ「カネの取れる相撲を見せる」これだけじゃないですか。その為にどうすれば良いのか、どうすればお客を呼べるか、お客を満足させられるか、何か問題が起こった時の対処方法はどうするか。普通の企業なら当たり前の事が全部あいまい。これまでの慣習で済ませてる。お役所かよ。
もうね、何度も言うけど往年の名力士たちが並んで頭下げてるぶざまな絵はもう見たくないんです。
しっかりして下さいよ本当に。
そして早く私達にお相撲を返して下さい。お願いします。


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