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2011年4月3日

4月。
大相撲春場所中止の決定や、東日本大震災のニュースで時系列が分からなくなり、無力感に襲われて謎の頭痛腹痛知恵熱なんかが出たりなんかして、ばたばたしてるうちに気付けばいつの間に暖かくなってて4月。
そういえば「2011年の花粉飛散量は昨年の10倍!」とか言ってたけど、単に去年の飛散量が少なかっただけで平年並みだろとか突っ込みつつ、それでも花粉症に罹患されてる方にはそんなこと言ってる場合ではないのですが。

…そうです。この春のスギ花粉症も、どうやらそれらしい症状もなく乗り切った感じなのです(参考:2006年4月3日2007年3月3日2008年9月20日の物言い)。
鼻水:出ないことはないが止まらなくて困ることはなく、その日の体調に左右される程度。かつて症状がひどかった時は、鼻をかんでスッキリしたと思った次の瞬間には鼻水が出ていた。無料ポケットティッシュの荒さに気付く。仰向けに寝ている時に鼻水が流れて来た事あり。
鼻づまり:無し。かつて症状がひどかった時は、睡眠中に呼吸困難に陥り、夜中に隣の部屋で点鼻薬を入れて戻って来る所を目撃される事しばし。点鼻薬の使い過ぎで、鼻の粘膜から常に出血あり。
目のかゆかゆ:無し。昨年レーシックを受けてコンタクトが不要になったため、ハードレンズの周りに花粉が吸い寄せられた時のゴロゴロした不快感もなくなりました。かつて症状がひどかった時は、こすり過ぎで常に目が赤く充血、時には白目がぶよぶよになり(結膜浮腫というらしい)、目を閉じると白目がだらんとはみ出したりなんかして「ああもう死んだ」とか思ったり。
血液検査でもスギ花粉&キク科花粉アレルギーのお墨付き。アレルギーがなくなるってのはあり得ないと思うので、多分症状が緩和されたのであろう、と。
そして今も飲んでるやずやの香醋。花粉症にとかそんなん関係なく、2005年秋からうつ病のやけくそで飲み始め、次のシーズンには既に花粉症の症状がなくなっており。まっさかーと思いつつうっかりサボった2008年秋に久々に発症、慌てて真面目に飲み続ける事を誓い、今に至る。

…あの、お薬ではありませんのでね。「これが効いた!」って書くのは良くないと思うんです。でも確かにあのひどかった症状はなくなっている。ひどかった時は中耳炎になって鼓膜切開しましたし、気管支喘息発症して吸引用ステロイドを処方されたことだってあります。それがないだけでも本当に助かってます。「たまたま自分の体質にこれが合っていた」だけのことだと思います。
でも、「花粉症を治す」事は出来なくても、「症状を緩和する」方法はあるって事です。ヨーグルトを食べて良くなったという声も聞きます。甜茶が良いという話もあります。サナダムシを入れたら良い、沖縄に住めば良い、いやいっそ海外移住しちゃえとかいう噂も聞きます。そこまで行かなくても、今は私が花粉症を発症した20年前と比べると、治療法・予防法も進んでいますし、優れた市販薬も販売されています。オサレなマスクやゴーグルも取り揃えです。昔は春先にマスクするのってすんごい勇気が要ったものですが、今はいちいち説明しなくても良いくらいに認知されています。「鼻セレブ」なんて素晴らしいティッシュも生まれました。
わたくしのおとーちゃんは、日本に「花粉症」という言葉が生まれる以前から「春・秋になると何故か決まって鼻風邪をひいて目がかゆい」と訴えていました。それと比べたら今は選択肢がたくさんあります。インターネットを利用して色んな情報を探す事も出来ます。

今このときも花粉症に苦しんでおられるみなさま。きっと何かしら、あなたに合った「症状を楽にする方法」があるはずです。そしてまずはお医者さんに行きましょう。意外とスギ花粉以外のアレルギーだったりもします。何がアレルゲンになっているのかを知るだけでもかなり違います。あきらめないで!!(真矢みきボイス)

…でまあ実はうちの夫が花粉症なんですけどね。毎年シーズン前にお医者行って、鼻は薬飲んでマスクすれば何とかなるようですけど、目のかゆいのはねえ。目にマスク出来ませんし、寝てる間に無意識にくちゃくちゃ掻きむしってるのを見ると、ほんま気の毒でやれんですわ。何かいい方法ありませんかしら。


2011年4月12日

これまでに見てきた、東日本大震災に関するニュースの中でひとつ気になった場面。
どこかの避難所で行われたチャリティー演奏会。最後に会場にいる全員で「ふるさと」を唄っていたのですね。

うさぎ追いしかの山/小鮒釣りしかの川
夢は今も巡りて/忘れがたきふるさと

やっぱりいい曲だなあ。こういう場面だと特にクるなあとか思ってたのですが。
ふと気付いたらこの曲って3番では、

志を果たして/いつの日にか帰らん

…多分進学か就職とかで「自分の意志で」故郷を離れた人の事を唄ってるはずなんです。津波で「故郷が消えてしまった」人とか、原発事故で「故郷を追われてしまった」人とは明らかに境遇が異なると思うのです。
これ、この場で唄うべき曲かなあ、これこそ不謹慎とか突っ込まれなくね?とかちょっと考えたのですが。
でも避難所の人たちはみんな、目に涙を浮かべながら一緒になって唄っていました。
うーん。
そういえば以前、北朝鮮拉致被害者の家族の方々が、みんなでこの曲を歌っていたのを見た覚えがあるなあ。志も何も、無理やり連れて行かれたんだよ。これこそ境遇真反対だよなあとか思いつつ。
曲の力ってやつなのかなあ。歌い継がれる曲なんてのは、国の違いとか境遇の違いとか世代の違いとか細かい色んなものを全部包み込んでしまうのかなあと。
それ考えると坂本九の「上を向いて歩こう」なんかも、歌詞自体は全然前向きじゃなく、どっちかというと最初から最後までしょぼくれてるだけだと思うんだけど、災害とか事件とかで日本が沈んでる時に、自然とどっからか流れてきて、何かしらんけど自然と涙が出てきて、何かしらんけど前向きな気分になっちゃうのですね。
ひとりじゃないぜーとかみんなで頑張ろうぜーとか分かりやすいメッセージを送り込まれるよりもずっとね。
そういうもんなのかもね。音楽って変だなあ。


2011年4月30日

シャンプーとコンディショナーはどうせ洗い流すからどれも一緒、という持論のもと、昔から「何でもいいから安いの」を買って使っていた。
ところが40歳を超え、母と同じ生え方で白髪が着々と増え、インモーみたいなくねくねした毛が多くなってさすがに我慢ならんなったので、思い切ってパンテーンを買ってみた。

比較的手頃な価格帯のやつだったのだが、1回使っただけでインモーが減った。明らかに手触りが違う。
なめててごめんパンテーン。これから買うわパンテーン。
CMは相変わらずカンに障るけど。


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